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2009年11月24日

翳りゆく楽園

原題は、「OUT OF EDEN」。

エデンの外、という意味になる。

話がそれるが、エデンとは、ヘブライ語で「喜び、楽しみ」という意味である。ヤハウェがアダムとイブのために作った楽園だ。


副題は「外来種vs在来種の攻防をたどる」

いわゆる環境問題ものの本かと思ったら、全然違った。

この本と出会えた事を、深く感謝している。


プロローグに、こんな文章があった。


”外来種はいたるところに入り込み、見慣れた生き物になっている。外来種の被害がメディアを騒がせることは日常茶飯事だが、人々は往々にして一つひとつの出来事に目を向けるだけで、全体として何が起きているのか気づいていない”

”今や自然は「画一の時代」とも言うべき新時代に突入しつつある。ブルドーザーでも農薬でもなく、自然のメカニズムそのものが、生物多様性を脅かす最大要因になりつつあるのだ。”


"この急速に変化する世界で、何が自然と呼べるのだろう"



これだけで感銘してしまった。


一見関係ないような話から絶妙なアプローチで外来種と在来種について語る切り口は、

最高としか言いようがない。


そして最後の養老猛司の解説も、いい。

”いや実に、いろいろ考えさせられる本である”


すごいすごいと言うばかりで恐縮だが、本当にそうなのである。


グアムから始まりハワイ、アメリカ各地、タスマニア…

本当に行動力のある人だなあと、思ってしまう。


ちょっと難しい本だけど、ぜひお薦めしたい本である。
posted by とうじ at 20:52| Comment(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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